エリア:但馬 / 香美町
更新日:2019年01月09日

おはようございます 遅塚麗水の『山水供養』に収録されている随筆「山陰游紀」を読んできましたが、今回が最終回となります。  黄昏6時半、線路の修復があとわずかとなり、ようやく汽車が動き出す。山を貫き海に望んでトンネルまたトンネル。トンネルを作る所は、いずれも風光明媚でない場所はない。おおよそ湾があり、島があり、島には松の木が生えていて、漁師や海女の小屋が立ち並んでいる様はまるで絵のようだ。鎧駅を過ぎて余部の大陸橋に差し掛かる。弁天、荒神の両山の峡谷を横断して、長さ1015フィー…

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更新日:2019年01月08日

こんにちは またまた山陰游紀の続きです。   門前に草葺の家があり、ここにもまたパナマ帽や山高帽の人々が群がっている。人を押し分けて中を見ると、この家は傘作りをしている店で、傍らで大乗寺宝物の絵はがきを売っている。埃にまみれたガラス板を蓋にして、小さく仕切った小箱の中に数種類の絵はがきが入っている。百の指がその箱に集まり、百の口が孔雀をくれ松をくれ、芭蕉と唐子のをくれと喚き立て、百の手が銀貨銅貨を握りしめて群がっている。一本の大黒傘も全く貼り終わりそうにない傘作りの老人は、慌…

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更新日:2019年01月07日

1月5日香住漁港西港に今シーズン初めて寒ブリが水揚げされました。  10キロ前後の丸々とした脂ののりが良さそうな寒ブリばかかりです。  天然物ですので、年末でしたら高価で取引されたと思います。  手前は13キロで数万円でしたが、小さい5キロ前後ですと数千円(浜値)です。 あまりにも美味しそうなので、安ければ仲買人さんに1本買ってもらおうかと思いましたが・・・   予想より高く諦めました。   普通サイズ7~10キロは、5本単位でセリにかけられます。   一本だけ欲しい場合は、セリ値の3…

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更新日:2019年01月04日

おはようございます さて、山陰游紀の続きをお届けします  突然の来訪者たちは、競うように玄関に靴を脱ぎ、修行僧や小僧らはその応接に忙しい。拝観料は一人三十銭であったが「裏碧の猪」や「菅原道真」、銅貨や銀貨が机の上に入り混じり、老齢の住職は喜びを隠せない面持ちである。案内も待たずにまず使者の間を見る。守礼の描いた梅と犬、別に源正勤の描いた松の屏風がある。次は応瑞の描いた鯉の間で、金地の襖に泳ぐ鯉と亀とを描き、床の間には右に鯉、左に龍、真ん中に鷹の三対幅が掛けられている。李龍眠の…

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更新日:2019年01月04日

新年あけましておめでとうございます 昨年中は何かとお引き立てを賜り、誠に有難うございました。本年も役職員一同、一層香住の観光振興に努めてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。 年賀状を何にしようかと考えていたところ、平成元年の香住の写真を使ってみてはどうだろうと思い立ちました。香住の駅前で朝市を開いている時の写真です。よく見ると、局長や民宿さんの姿もあります 年始から嬉しいことが。台湾の林さんが1年半ぶりに観光協会を訪ねて来てくれました。今はご夫婦になられ…

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更新日:2018年12月27日

こんにちは またまた懲りずに遅塚麗水の「山陰游紀」の続きです。 午後3時半、今まさに香住駅に入ろうとする時、汽車が突然停まる。乗客は何事かと一斉に窓に群がって外を見る。駅夫が駆け寄ってきて、先発の機関車が駅舎内で脱線し、修理には3時間は掛かると言う。駅から数町先の森村にある亀居山大乗寺は、応挙寺と呼ばれる名高い寺である。思いがけず汽車が足止めを食らったことで図らずもこの古刹を訪れ、巨匠の描いた名画を鑑賞しようと、人々は皆汽車を下り、麦田の中の一本道を、傘や帽子を頭にぞろぞろと行く。&n…

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更新日:2018年12月26日

こんにちは 今日は昨日の続きで、遅塚麗水の「山陰游紀」を読んでいきます。      二 香住の応挙寺 朝8時半、臨時列車に乗る。乗客は皆シルクハットの厄介箱を提げている。網棚のあたりや腰かけの上には、バケツに似たこの革箱がいくつも積み重なっている。また珍しい眺めとして、最後尾の車両にさらに特別車両を連結して、白髪頭に赤ら顔の原総裁が付き人を従えこれに乗った。列車の中は全て官民の名士ばかりである。 二条を過ぎて神泉苑の竹藪を望み、花園を過ぎて妙心寺と仁和寺の2つの仏塔を松林の向こうに見る…

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更新日:2018年12月25日

おはようございます あるとき大乗寺を訪ねて香住へ来られたお客さんに、紀行文家・遅塚麗水の書いた随筆集・『山水供養』という古い本を見せていただきました。この中に収録されている「山陰游紀」には、香住の大乗寺の事がとても詳しく書かれているので、数回に分けてご紹介していけたらと思います(退屈な方は飛ばしてくださいね)。 遅塚麗水は明治~大正時代にかけての新聞記者であり紀行文家です。本名を金太郎といい、山岳文学の先駆とされる「不二の高根」や紀行文「日本名勝記」を著しました。「山陰游紀」…

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更新日:2018年12月21日

こんにちは 観光協会は線路のすぐ横にあるので、いつしか音で列車の種類がわかるようになりました。 昼過ぎに瑞風の音がして、いつもは通過するのに停車しました。すれ違いの普通列車が遅れて、香住は単線なのでそれが通り過ぎるのを構内で待っていたようです。久しぶりに近くでじっくり瑞風の姿を見ました たぶん一生乗れないけれど、やっぱりかっこいいです車両番号は「キイテ」なんですね 安木を走る瑞風。 余部橋梁を渡る瑞風。 今となっては貴重な試運転の時のブラック瑞風…

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更新日:2018年12月18日

一昨日香住漁港西港に巨大「松葉がに」が水揚げされました。 重さなんと2.06キロ、体長92センチです。 仲買人数人に聞いてみましたが、2キロ超えた「松葉がに」は、記憶に無いそうです。  沖合底引き船「共進丸」が島根県隠岐の島沖で漁獲しました。 普通の「松葉がに」が小さく感じます。 イボと書いてある「松葉がに」は、親指が少し小さいかにで、柴山港ではブラがにです。 何処の仲買いが、いくらで競り落とすか関係者の皆さん興味津々です。  私の予想してました…