〜 JRおすすめ北近畿の宿 〜
うまし時、うまし宿 庄屋

今回登場いただくのは、兵庫県香美町にある漁師町の香住浜にほど近い「庄屋」。

フロント係の伊藤美香さんと料理長の小畑明さんにお話しをお聞きしました。

普段の心構え

■名物大将から学ぶこと

伊藤さんと小畑さんは、庄屋で働いている年数は短いですが、お二人とも昔から西本社長(名物大将)と顔馴染みであったため、すんなりと庄屋の雰囲気に溶け込むことが出来たそうです。

伊藤さんは以前も接客業をされていましたが、まだまだ人前に立つと緊張するとおっしゃいます。しかし、大将のお客様に接するフレンドリーさや、お客様を笑顔にしたいという心持ちに刺激を受け、自分もそのようになりたいと努力されています。大将のお客様に対するサービスは、まず「できない」という選択肢はなく「どうしたらできるのか」と知恵を絞り、お客様の要望を叶えようとされます。そのため、伊藤さんもまずは自分だったら何が出来るのかを考えるようになったとおっしゃいます。誰に対しても明るくハキハキとお話しされる姿から、名物大将のように元気がもらえるパワフルさを感じます。

 

料理を作ることが好き

小畑さんは旅館の調理をたった一人で担当されているため、朝から晩まで忙しいけどとても楽しいとおっしゃいます。そんなお忙しい中でも、普段から大将やスタッフ全員とコミュニケーションを図っておられ、空いた時間の中で駅までの送迎などオールマイティに動けるよう気を配っていらっしゃいます。

もともとは電気関連の道へ進むため学校も電気科、初めての仕事も電気屋に務めていらっしゃいました。しかし、料理を食べることも作ることも好きだと気づき、料理の道に進んで35年が経たれます。様々な飲食店で修業をしてきたからこそ、お寿司から中華料理など、小畑さんが作られる料理の品数は数多くあります。

また、全ての料理を自分一人で作るため多くの品数を扱うけど、一つひとつに愛情をかけ、召し上がっていただくお客様に思いやりをもって仕事をされています。そのため、ぜひ香住にいらっしゃったのなら旬な味を食べていただきたいと思い、自ら山へ山菜採りに出かけ、下準備に3、4日手間がかかる一品料理もあるようです。

従業員からみた「おすすめポイント」

アットホームな雰囲気

伊藤さんと小畑さんからは常に名物大将のお話がつきません。それは、大将のお客様に対するサービスは、一緒に働く従業員にも向けられており、毎日自分たちに対する声かけや気配りがあり、従業員が笑顔でいることがお客様を笑顔にすることにも繋がると考えられているからとのことです。家族より長い時間を一緒に過ごしているため、従業員同士は下の名前で呼び合い、アットホームな雰囲気が作り上がっています。

大将の一声により、従業員皆でアイデアを出しながら改善したことがあります。座敷であったお食事処を椅子・テーブル席へ変更したり、幅広い年齢層に受けが良い「釜めしランチ」を今年の夏から取り入れたり、連泊されるお客様に中庭でBBQを楽しんでいただく際に涼み場所として藤の花の藤棚を手づくりで作ったり、全てはお客様に喜んで欲しいという強い大将の想いがあるからだと、伊藤さんも小畑さんも口を揃えておっしゃいます。

天然温泉もおすすめ

天然温泉

庄屋のお風呂は全て天然温泉であり、地下百尺の深さから掘り当てた温泉です。「貸切り風呂はお宿の自慢です」と大将にご案内していただきました。

施設情報
うまし時、うまし宿 庄屋
うましとき うましやど しょうや

「うまし時、うまし宿」庄屋

〒669-6544 兵庫県美方郡香美町香住区香住1396番地

Tel:0796-36-3512

http://www.syouya.net/