天空の城として全国に名を轟かせる山城。虎が臥せているように見えることから「虎臥城（とらふすじょう・こがじょう）」とも呼ばれています。周囲の山々には桜が咲き誇り、「但馬の吉野」と称される「立雲峡」では樹齢300年の老桜が今なお彩りを添えています。

寺町通りには４つのお寺が並んでおり、流れる小川沿いをゆったりと散策できます。当時の姿が残る古いまち並みにはカフェやレストランがあるので、お昼はこちらでどうぞ。

1,200年以上の歴史を誇る日本有数の鉱山。江戸幕府の直轄鉱山として栄え、明治期は日本初の官営鉱山となり、日本の近代化を支えてきました。また、全国的にも珍しいヒカゲツツジの群生地としても知られています。

1300年余の歴史を持つ城崎温泉は、老舗中の老舗温泉地です。青々とした柳並木が続く大谿川沿いに、木造3階建ての旅館が連なる懐かしい佇まいには温泉まちの風情があふれています。町内にある外湯(そとゆ)を巡って、それぞれ個性的でいろんなお風呂に入ることができます。
また、大谿川沿いに咲く桜は夕方になるとぼんぼりが灯り、情緒ある温泉街をうっすらと桜色に染めます。駒下駄をカラコロと響かせながら、石鹸カゴを片手に浴衣でぶらりと出かけよう。

桜咲く出石城とその城下町が但馬の小京都と呼ばれるほどの趣がある春の出石。「出石の桜は2度咲く」といわれ、ソメイヨシノと八重桜が咲き誇ります。また出石名物といえば「出石皿そば」。三たて（挽きたて・打ちたて・ゆがきたて）の製法を守り続けるそば屋が町には点在しているので、ぜひお店をハシゴして食べ比べをしてみてください。