岡見公園の桜
（おかみこうえんのさくら）

●夕陽の美しさを発見する高台の岡
岡見公園は山陰海岸国立公園内の中にあり、眺望もすばらしく、年中海に沈む夕日が美しい場所です。
春は公園いっぱいに桜が咲き、多くの方が訪れています。また、初夏はユウスゲ群生地が観られ、オレンジに水玉模様のコオニユリも自生し、夏の日を浴びてたたづむ姿は、この花だけがもつ品格が漂う花です。（花期7〜9月）、冬には、北風と荒波により、海面から白く泡が舞いあがる「波の花」を見ることもできます。
町の中心部にあるこの公園は、市杵島が砂州によって陸化した陸繋島です。今子デイサイト層に安山岩類の岩脈が貫入しています。昔、離島であったと伝えられており、ボランティアガイドにより、説明を聞くこともできます。
また、県指定天然記念物である「もくげんじゅの木」が300本自生しています。
「もくげんじゅの木」は、中国産の高木で、9月に黄色の花が咲き、実は袋の形となり、その種子は丸くて黒く数珠などに使われています。昔、お釈迦様の教えでもくげんじゅの実、百八個を通して輪をつくり、「これを常に身から離さず、心から佛様の御名を唱える」ことを、説かれ安定したと言われています。

◆見ごろ＝4月上旬〜下旬。

●お問い合わせ
0796-36-1234（香住観光協会）