昭和20年(1945年) 第二次世界大戦が終結し、旧満州(現・中国東北)や朝鮮半島をはじめ南太平洋など多くの国や地域に約660万人もの日本人が残されました。これらの方々を速やかに日本へ帰国させなければならなくなり、“引き揚げ”が開始されました。呉をはじめ順次18港の引揚港が全国につぎつぎと設置され、舞鶴もその役割を担うこととなり、主に旧満州や朝鮮半島、シベリアからの引揚者・復員兵を迎え入れる港となりました。
舞鶴では昭和20年(1945年)10月7日に最初の引揚船“雲仙丸”の入港から昭和33年9月7日の最終引揚船“白山丸”まで国内で唯一13年間にわたり約66万人もの引揚者・復員兵を迎え入れました。
舞鶴引揚記念館は、昭和63年(1988年)4月に舞鶴市民や引き揚げて来られた方々をはじめ、全国の皆様のご支援・ご協力によって開館し、再び繰り返してはならない“引き揚げ”の史実を未来に伝え「平和の尊さ、平和への祈り」のメッセージを発信しております。
●平成27年(2015年) 舞鶴引揚記念館は、ユネスコ世界記憶遺産として登録されました。
●平成30年(2018年)4月24日、開館30周年を迎え、グランドオープンしました。
体験空間や絵画の展示で引き揚げの史実を学び、平和への願いをさらに幅広い世代が体感できる施設へと生まれ変わりました。抑留生活体験室では2段ベッドに横たわったり、作業道具や衣服に触るなど体感できます。企画絵画展示場では、赤塚不二夫氏、ちばてつや氏や北見けんいち氏など、著名な漫画家による回想記録画も展示しています。
住所 | 〒625-0133 京都府舞鶴市字平 引揚記念公園内 |
---|---|
TEL | 0773-68-0836 |
料金 | 大人:400円(20人以上の団体300円) 学生(小学生〜大学生):150円(20人以上の団体100円) 共通券 一般個人:600円・学生個人:200円(引揚記念館・赤れんが博物館に入館可能) |
交通手段 | ●電車:JR舞鶴線・東舞鶴駅から京都交通バス・小橋または野原行きで、引揚記念公園前バス停下車、徒歩1分 ●車:中国自動車道(吉川JCT)〜舞鶴若狭自動車道(舞鶴東I.C)〜R27へ |
営業時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
休日 | 第3木曜日(8月と祝日を除く)、12/29~1/1 |
関連サイト | 舞鶴観光協会のホームページ |
ホームページ | 舞鶴引揚記念館 |
周辺スポット