常神(つねがみ)半島に囲まれた世久見(せくみ)湾や食見(しきみ)地区などは波も穏やかで透明度は25メートルもあり、海水浴場としても人気が高く、この一帯は国の海域公園に指定されています。三方海域公園の最大の特徴は暖かい海域と冷たい海域の生き物が同じ場所で生息していること。対馬暖流の影響と北陸特有の寒さが混ざり合い、北限・南限の生き物を観察することができる全国でも珍しいスポットです。
常神半島から500メートル西にある無人島・御神島(おんがみじま)。かつてこの島には神が住んでいたと言われ、様々な災厄から人々を守ってきたといわれています。海水浴シーズンになれば、近くの地区から船で連れて行ってくれます。またアオサギの生息地としても有名で、夏には何百羽も見ることができます。
常神半島の不思議な光景の一つに「常神の大ソテツ」があります。普通は南国にしか生息しませんが、常神地区は気候も比較的暖かく、ソテツの北限として立派に生息しています。その寿命、なんと1,000年以上という国指定の天然記念物です。
常神半島の常神・神子・小川・世久見では、大型の定置網で北上するハマチ等の回遊魚を一網打尽にする漁法の大敷網が行われている。これを見学(要予約)でき、目の前で生きた魚が飛び跳ねる様子に驚きと喜びの声が上がる。また小川漁港には初心者から上級者まで海釣りを楽しめる「海釣り公園みかた」がある。竿やエサなどすべてそろっているので、手ぶらで出かけてもOK。
問合せ:(一社)若狭三方五湖観光協会 TEL 0770-45-0113
住所 | 福井県三方上中郡若狭町常神 |
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交通手段 | ●電車の場合:JR三方駅から町営バスで約50分「常神」下車 ●車の場合:舞鶴若狭自動車道若狭三方ICから車で50分 |