香美町　山陰海岸ジオパーク
（かみちょう　さんいんかいがんじおぱーく）

●まるごと大地の博物館
山陰海岸ジオパークのど真ん中に香美町はあります。ダイナミックな海と高い山々が連なる独特の地形と気候風土によりジオパークは形成され、その恩恵として松葉ガニや但馬牛、おいしい水を使ったお米、お酒などの極上の食材が生まれています。
日本列島がアジア大陸から離れる経過で湖ができ、そこをエサ場や水飲み場としてさまざまな動物が生息し、その証として町内の海岸部で象やサイといった大型動物の足跡化石を見ることができます。
また、風や波や風の浸食によってできた島々は、同じ方向に亀裂が入り離れてできた様子を観察することできたり、島の中には、江戸時代に北前船が無事航海から帰ることを祈願したかえるの形をした「かえる島」（現在は無くした物がかえる、若返るなどのパワースポットとして絵馬祈願されている）もあります。
さらに、山の形成ででき、日本百選に選ばれた滝や棚田もたくさんあります。3000種の植物が自生する山からの水が豊富なプランクトンを生み、味の良い魚やカニが育っています。また、肥よくな大地を活用し放牧された牛や昼夜の温暖の差を利用したお米などがおいしいのもジオパークの恩恵とされています。