●港から直行の活きのよさが自慢のカニづくし料理
日本海に強い季節風が吹き荒れる頃、カニ類の中でも最もおいしいとされる松葉ガニが解禁になります。山陰地方で獲れるオスのズワイガニを総称して「松葉ガニ」と呼んでいます。漁期は11月初旬〜3月20日頃。長く伸びた脚に、ぎっしりとつまった身、とろけるような極上の甘みはさすが冬の味覚の王様です。
また、松葉ガニのメスを但馬では「セコガニ」と呼びますが、このおいしさも見逃せません。オスである松葉ガニと比べると、かなり小ぶりですが、腹に平均10万粒の卵を抱え、甲羅の中に内子と呼ばれる赤色の卵巣を持ち、独特のうまみがあります。うまいカニの食べ方を知りつくした地元のカニ料理は、さすがひと味違います。
*但馬(兵庫県北部)のブランドガニ
●「津居山かに」(兵庫県豊岡市)
兵庫県豊岡市の津居山漁港で水揚げされたカニには「津居山かに」の商標が付いています。うまい松葉ガニを出荷する、誇りと責任をこのラベルがあらわしています。
●「柴山がに・香住のかに」(兵庫県香美町)
兵庫県香美町香住区はカニすき発祥の地といわれています。柴山港と香住漁港の2つの大きな港を持ち、山陰でも有数の水揚げ量を誇ります。特に柴山港では約100種類のランク分けがあり、厳しい選別でカニの品質を維持しています。
●「浜坂産の松葉がに」(兵庫県新温泉町)
兵庫県新温泉町の浜坂町漁協は松葉ガニの水揚げ量日本一を誇ります。安定して良質のカニを提供していることから、「カニ元」と呼ばれいています。
(問)但馬のカニのお問い合わせ
・豊岡観光協会 0796-22-8111
・城崎温泉観光協会 0796-32-3663
・たけの観光協会 0796-47-1080
・香美町香住観光協会 0796-36-1234
・浜坂観光協会 0796-82-4580
・湯村温泉観光協会 0796-92-2000